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2008年3月23日 (日)

椰子・椰子

 不思議なタイトル。「長男が小さいころ・・・『おやすみなさい』のことを『やしやし』って言ってたので」(P120)。不思議な話の数々。「もともとこれは自分の夢日記から始まったものなんです」(P120)。
 春夏秋冬。春に15日分、夏に14日分、秋に22日分、冬に11日分の日記と各季節4つの短文+「ぺたぺたさん」のおまけ短文。挿絵の山口マオ氏との対談(挿絵がまた秀逸)まで、楽しさ満載。
 夢と言われれば確かにそんな、突飛、荒唐無稽、ご都合主義な楽しい話がいっぱい。それでもそのゆったり感、まったり感、ほんわか感、ふわふわ感がとっても気持ちいい。これが噂の川上ワールドか。いや、「センセイの鞄」や「古道具 中野商店」にも通じる懐かしさややさしさも感じられる。全体を通して川上弘美。アタリマエ。しばらく川上弘美、読み続けよう。

●二羽ともいちいち素直にうなずいていたが、話が終わると声をそろえて、「鳥の理性はあてにできませんぜ」と叫び、笑いながらどこかに遊びにいってしまった。(P24)

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